「ヘリウムを吸ってリコーダーを吹くと音が高くなるのは吹くスピードが速くなるから」というのはイカサマ

さっき「まさかのホントバラエティー イカさまタコさま」という番組で日本音響研究所の所長が「ヘリウムを吸ってリコーダーを吹くと音が高くなるのは、空気が軽くなって吹くスピードが速くなるから」という旨のことを言ってたけど、多分間違ってる。
この番組の言葉を借りるなら「イカさま」。
吹くスピードが速くなっただけで音の高さが変わるようだったら、音程を合わせるのが難しすぎて楽器として使えない。


一言で書くと、音が高くなるのは、リコーダー内を通る気体の音速が速くなることによって、共鳴周波数が高くなるから。
(僕は専門家じゃないので、細かい説明は避けますが、ネット検索すれば説明してくれてるサイトがたくさんあります。)


日本音響研究所の所長ともあろうお方がそんな間違いをするとは思えないから、多分、視聴者にわかりやすく説明するために、番組側から間違った説明を言わされたんじゃないかなと思うけど。