2014春アニメ

2014冬のアニメ評はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/killclock/20140711#p1


以下、2014春のアニメ評。
となりの関くん
2014冬から2クール。10分アニメ。
学園コメディー。漫画原作。
「学園コメディー」と言っても、登場するのはほとんど「関くん」とそのとなりの席の「横井さん」だけで、しかもしゃべるのはほとんど横井さん(声優:花澤香菜)だけ。
この横井さんが関くんの行動に一喜一憂するのがすごく面白く、そしてかわいい。
花澤香菜が歌うオープニングも、デスクトップドラムのエンディングも秀逸。

僕らはみんな河合荘
青春コメディー。漫画原作。
下宿「河合荘」に住む人たちの話。
男子高校生「宇佐和成」と、彼が憧れる女子高校生「河合律」が一つ屋根の下に住んでいる、となれば、どうせすぐくっつくんでしょ、と思ったんだけど、これがそうはならず。
律ちゃんがデレない。とにかくデレない。
だけど、ごくごく稀にデレる瞬間があって、それがすごくかわいい(ちなみに、声優は先述の横井さんと同じ花澤香菜)。
河合荘のほかの住人たちもみんな個性的でおもしろい。
良作でした。

一週間フレンズ。
学園青春もの。漫画原作。
毎週末に友達に関する記憶だけを失くすという「藤宮香織」と、彼女と仲良くなりたい「長谷祐樹」を中心としたストーリー。
視聴予定には入っていなかったのだけど、試しに第1話と第2話を観てみたら、第2話で泣いてしまって、視聴決定。


ここらで少し余談。
第2話を観て、映画「博士の愛した数式」を思い出した。
博士の記憶は80分しか持たなくて、朝にはすべてを忘れている。
博士は朝起きたときに、「僕の記憶は80分しか持たない」というメモを読んで、絶望し、苦悩し、涙する。
それが一度ではなく、毎朝。
こんなにつらいことはない。
藤宮さんの場合は「友達に関する記憶を失くしてしまう」ということは覚えているから、博士ほどの絶望ではないにしろ、大切な友達との記憶を失くしてしまうのは相当つらいに違いない。
(残念ながら、アニメでそのシーンは描かれていない。)
そのつらさを隠して明るく振る舞う藤宮さんに涙、そして藤宮さんが無理をしていることに気付いて謝る長谷君に涙。


話を戻します。
「これは今季一番いいアニメ」と思ったのだけど、完全に肩透かしで、第3話以降の展開がまったくもって平坦。
(転校生の登場で少し動きはあったけど、期待していたほどではなく。)
上記の「僕らはみんな河合荘」とは反対に、ヒロインが過剰にデレるパターン。
お前ら早く付き合って、友達以上の関係になっちゃえよ、と何度も思った。

ノーゲーム・ノーライフ
ゲームファンタジーラノベ原作。
天才ゲーマー兄妹『 』(空白)が「ゲームですべてが決まる」という異世界に迷い込むという話。
面白かったのだけど、尺の問題で、ゲームで使ったテクニックの説明が不十分すぎる。
そして、ラノベ原作アニメにありがちな、中途半端なところで終了。
「続きが知りたかったら原作買え」「第2期作ってほしかったらBD/DVD買え」ってことなんだろうけど、そういうのホントやめてほしい。

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金
ラノベ原作。
ジャンルはトレジャーハント? ミステリー?
世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」と同じくA-1 Pictures制作だからという理由だけで視聴決定したんだけど、これも完全な駄作。
ストーリーがまるで見えない。
ノーゲーム・ノーライフ」と同じく中途半端なところで終了だし。
A-1 Pictures、作画はいいんだけどねぇ。
ちなみに、タイトルの一部にもなっている登場人物の一人「龍ヶ嬢七々々」は完全な脇役で、全くデレない。微塵もデレない。

■ピンポン
卓球。漫画原作。
原作の漫画は非常に有名だし、映画にもなっている。
時代設定を一部変更してはいるものの、原作の絵を忠実に再現している。
演出も上手い。
終盤は涙、涙、涙。
ペコさん、マジでかっこいいよ。

メカクシティアクターズ
ジャンル不明。ラノベ原作。
なんかネットで人気らしいということと、シャフト制作ということで視聴を決めたものの、一言で言えば駄作。
目的の見えないストーリーって、頭の中に入ってこないんだよね。
でも、エンディングのdaysは結構好き。

機動戦士ガンダムUC
SFロボットアニメ。小説原作。
2010年に第1話が公開されてから4年、今年ついに最終話(第7話)が公開されて完結。
第1話〜第6話はTV放送されたものを視聴、最終話は動画サイトで視聴。
ファーストガンダムΖガンダムガンダムΖΖ逆襲のシャアといった宇宙世紀の流れをくんだストーリー。
過去のガンダム作品と同様、敵対勢力が完全な悪者ではなくて、各勢力に様々な想いがあって、その中で揺れる主人公「バナージ」に心を惹かれる。
あと、オードリーかわいいよオードリー。


このほか、「ハイキュー!!」「魔法科高校の劣等生」も2014春に始まったアニメだけど、放送継続中のため、感想は終わった後で。
まぁ、「魔法科高校の劣等生」に関して一言だけ言えば、「劣等生が優等生すぎる」。
2014夏は上記2本に加えて、下記10本を視聴予定(合計12本、ちょっと多すぎるか?)
Free! Eternal Summer(2期)
■東京喰種トーキョーグール
ソードアート・オンラインII(2期)
ばらかもん
アルドノア・ゼロ
人生相談テレビアニメーション「人生」
アオハライド
PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版(1期新編集)
残響のテロル
■<物語>シリーズセカンドシーズン「花物語」(何期目なのかよくわからん)