「風立ちぬ」観てきた

宮崎駿監督の最新作アニメ映画「風立ちぬ」を観てきました。
いつものようにネタバレ全開なので観る予定の人は注意。










宮崎駿のアニメというと、子供向けのものが多いんですが。
(確か監督本人も「アニメは子供のためのもの」と昔言ってたと思う。)
でも、今回のは完全に大人向けの映画。


今回、予備知識は一切なく、宮崎駿の映画というだけで観に行ったんですが。
これ、一応史実に基づく話なんですね。
初め、時代背景がよくわからなかったんだけど、地震の場面のなかで「東京」というワードが出てきて、これが1923年のことなんだと気づいたり、夢の中でカプローニが言ってた「戦争」は「第一次世界大戦」のことなんだと気づいたり。


ストーリーは非常に淡々と進みます。
実際、人生ってそんなもんだと思いますが。
何かデカイ目的やデカイ出来事があるわけでもなく。
途中、眠気に襲われました。
実際、この映画観てて途中で寝ちゃう人も結構いるんじゃないかな?


菜穂子が再登場したところからようやく話に張りが出始めるんですが。
いかんせん、主人公二郎の声(エヴァンゲリオンの監督の庵野)が違和感ありすぎで。
萎える。
初めは「意外といいかも?」と思う瞬間もあったんだけど、やっぱりダメだわ。
まず、声がおっさん過ぎる。
上手ければまだ何とかなるんだけど、それプラス棒読み。
他の人の声は全然違和感なくて、「庵野以外は普通に声優使ったの?」と思うぐらいだったのに。
庵野だけが残念。


それでも終盤は泣けました。
最近の僕の涙腺が緩すぎるせいもあると思いますが。


ストーリー的には悪くないと思います。
ただ、今までの宮崎駿のファンタジー的なアニメを期待して観にいくとがっかりすること間違いなし。