スープ〜生まれ変わりの物語〜

映画見てきました。


うーん、いまいち。
後味はそんなに悪くなかったんだけど。
一応、笑いあり涙あり的な展開なんだけど、なんか中途半端でねぇ。
両親が離婚した影響で、娘はひねくてちゃってて、そこからどうやって立ち直ったのか、どうして父親のことを想い続けているのか、その辺が全く(と言っていいほど)描かれていなくて、ただひたすら暗くて。
それとあの世の空気のギャップが……
思いっきり笑えないし、泣けないし、中途半端。


キャストの使い方がいまいち。
主演の生瀬勝久小西真奈美はまだ良かったほうで、堀内敬子とか、山口紗弥加とか、谷村美月とか、有名どころがたくさん出演してるのに、その扱いがひどい。
(特に谷村美月の使われ方はひどかった……)
別に無名の役者を使ってもいいんじゃないの? って感じ。


あと、娘役は20歳ぐらいの女優を化粧で何とかして15歳役と31歳役の両方をやらせても良かったんじゃないかと。
16年後の顔が全く別人だと、誰が誰やらさっぱりです。


それから、タイトルの「スープ」。
単に「生まれ変わりの物語」ではインパクトが弱いっていうのはわかるけど、スープである必要があったのか。
タイトルにまで使うのだったら、「あ、だからスープなのか!」と思わせるような何かが欲しかったなぁ。


悪いところ挙げていくときりがない。